依存症ラボ

依存症と家族

家族に起こること
「依存症は家族の病でもある」と言われます。依存症になった本人はもちろん、それを取り巻く家族も混乱と苦悩のなか、心身ともに健康を害することも少なくありません。依存症が原因となって多額の借金を抱えてしまったり、法を犯してしまったりすることで、家族が崩壊することもあります。また、家庭内の暴力、虐待、ネグレクトなどの背景に依存症が隠れている場合があります。何かおかしいと感じた時は、まずは家族が依存症について正しい情報を得ることが、本人を治療に向かわせる第一歩になります。また、第三者が介入して早期に治療に向かわせる「インタベンション」という方法もあります。依存症は進行性の病気です。放っておくと、どんどん状態は悪化します。早期発見・早期治療が大切です。
依存症と家族
家族はどうすればいいか?
依存症のひとつの特徴として、自分の病気を認めたがらない「否認」がありますが、同じことが家族にも言えます。おかしいと感じていながら、自分の愛する家族が依存症だとは思いたくないために「そんなはずない」と打ち消してしまいます。また、家族で問題を解決しようとして、説教したり、監視したり、借金の肩代わりをすることがありますが、かえって依存を強めてしまう結果になることがほとんどです。家族が知らず知らずのうちに病気を進行させる行動をとってしまうことを「イネイブリング」と呼びます。まずは家族が依存症について学び、知識を得ることで、自分たちの状況を客観的に見ることができます。依存症からの回復には専門家の助けが必要です。ワンネスグループなどの依存症専門の機関や、保健所などに相談してください。また、全国各地に依存症者を抱える家族のための自助グループもありますから、ぜひ参加してみましょう。同じような苦しみを抱えている家族は自分たちだけでないことを知ることで、家族は癒され前向きになることができます。
インタベンションとは?
依存症は進行性の病気です。依存症の本人が治療を決断する頃には、症状がかなり悪化していることがほとんどです。どん底の状態になってはじめて自分から治療に向かうことを「底つき」と呼びますが、その状態になる頃には、家族も本人もボロボロで、底つきを体験する前に自死や中毒死といった最悪の結果にいたることも少なくありません。「インタベンション」とは英語で「介入」「仲裁」といった意味があります。専門のトレーニングを受けた第三者が本人と直接面会し、家族と協力しながら、本人に依存症という病気であることを認識させ、専門の回復施設で適切なプログラムを受けるように促す仕組みのことをいいます。「インタベンション」の最大の利点は、早期発見・早期回復です。底つきにいたる前に早期に治療につながることによって、回復しやすく、多くのものを失わずに済むのです。世界的にはスタンダードになっている「インタベンション」ですが、日本ではまだ専門的に行っている回復施設はワンネスグループのほかほとんどありません。まずはワンネスグループのファミリーインタベンションセンターにご相談ください。

ファミリーインタベンションセンター依存症相談窓口

日本初のインタベンショニスト(介入スタッフ)を有するOneness Groupの家族向け相談窓口です。問合せ専用ダイアルを設置し、よりご家族の方のニーズに応えられるようにいたしました。ご相談に関しましては無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。ご家族と一緒に、依存症者ご本人にアプローチし、治療に繋げる手助けができる、日本で唯一のセンターです。 依存症に困ったらご相談ください


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